借家権について

家の借家契約に付いている借家権とは、簡単に言うと建物を借りる権利のことであり、借地借家法によって定められています。なお、契約更新への対応は借家契約における存続期間の有無によって違ってきます。

存続期間の定めのある借家契約の場合は、期間満了時に貸主からの更新拒否の通知が無いと、従前と同じ条件によって契約が更新されることになります。そして、更新後は存続期間の定めの無い契約に変更されます。

一方、存続期間が定められていなかった場合は、借家人から借家契約の解約の申し入れをしない限り、契約が継続されることになります。

なお、借家契約の存続期間は1年以上20年以下でなければならず、20年以上の場合は20年に短縮され、1年以下の場合は存続期間の定めが無い契約と看做されます。

ちなみに、貸主が解約を申し入れる場合は、借家人に6カ月間の猶予を与えることが必要です。さらに、貸主からの契約解除には、「正当な事由」が無ければなりません。例えば、自分の家が火事で焼失して住む家が無いなどの理由が必要です。

ただし、借家人が家賃を何カ月も滞納しているなどの債務不履行がある場合や、貸主に無断で建物を他人に転貸したり、建物を増改築したりした時は、貸主は民法の規定に従って契約を解除する事ができます。